歯科医院専門の人事コンサルティング
キーパートナーズ社労士事務所
〒558-0041 大阪府大阪市住吉区南住吉1-6-32
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氏名 | 米田 博 | ||
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資格 | 社会保険労務士 ファイナンシャルプランナー(CFP) | ||
略歴 | 2004年 大阪市内の医療法人にて勤務(現在も勤務中) 2009年 キーワークス研究所(歯科経営サポート)開業 2023年 キーパートナーズ社労士事務所 開業 |
世の中には常に強者と弱者が存在します。誰もが強者を夢見て行動するのですが、いつの間にかどちらかに属してしまうのです。この強者と弱者の境界を分かつものは何なのか。
私は歯科医院の事務長として、あるいは非常勤の院外事務長として、これまでたくさんの歯科医師と知り合い、一緒に働いてきました。
多くの歯科医師は、今まで勤務していた歯科医院の院長先生の仕事を見て、自分も同じように医院をうまく経営できるだろうと考えて開業します。しかし、実際には、想像していたよりも苦戦を強いられることが少なくありません。なぜなら、患者に治療する技術と事業を経営する技術は、大きく異なるからです。
経営というものは、それ自体が独自の専門的技術を必要とする一つの専門分野であり、治療技術と同じように、そのためのノウハウを習得しておく必要があるのです。
それなのに、多くの歯科医師は、経営ノウハウを身につけることなく開業します。経営が上手くいくかどうかは、歯科医師としの技術力だけではなく、経営者として優れているかどうかが問われることが多いにもかかわらず。
では、経営者である院長先生が習得しておくべき経営ノウハウとは一体どんなものでしょうか。
経営力というものは、競争相手・患者・自院との関係で決定されます。したがって、経営ノウハウもそれに合致したものでなければなりません。
経営力が高まる第1の要因は、競争相手に勝つための戦略です。競争環境が激しい現代において、競争相手に負ければ、当然利益を失い、医院を存続させることは出来ません。そこで、地域の歯科医院と差別化し、優位性を構築するための戦略が必要となるのです。
第2の要因は、マーケティングです。利益を生み出す源泉は、歯科医院にとっての顧客である患者さんです。患者さんがいなければ、あるいは患者さんからの支持がなければ、利益を生み出すことはできません。したがって、患者さんを増やし、収益を拡大するためのマーケティングが重要です。
第3の要因は、実行力を高めるためのマネジメントです。勝てる戦略と卓越したマーケティングを描くことが出来ても、それを実行して、成果へ導く力が組織に備わっていなければ、所詮、それは絵に描いた餅で終わってしまいます。
院長が現場から目を離しても、継続的な成果を生み出せるように、スタッフの強みを引き出して組織としての力を高めていくことがマネジメント(人事)の役割です。具体的には、組織を機能させる人材を採用、配置、育成、評価する制度を体系的に整備することが必要です。事実、成功を収めている医院ほど、優秀な人材を採用するために投資をしたり、教育プログラムを整備したり、評価賃金制度を導入したりと、様々な組織力強化の手法を考えて実行しています。
歯科医院のような労働集約型ビジネスの場合は、とくに組織力をアップさせることが重要課題となるのです。
歯科スタッフの労務管理やマネジメントに関するアドバイスだけでなく
人事コンサルティングにも対応いたします。